どうも、靖宗です。
FusionPCBで基板製作から部品調達+部品実装までしてもらって楽しようという記事です。
防備録としての意味合いも込めて記事にしておきます。
部品を国内から送る方法は需要があれば別途記事にします。
※2019/06/12 現在のまとめです。ちょいちょい変わったりすると思うので、お気を付けて。
※2019/06/13 追記
準備
Gerberデータ作成
一応基板の設計は終わってるものとします。
Gerberデータの作成方法はFusionPCB公式サイトで詳しく記載がありますのでそちらをご覧下さい。
デザインルールなどをチェックするのをお忘れなく。
BOMデータ作成
基板のみ作りたいって人はこの項目を飛ばして貰って構いません。
実装の際に部品表が必要になりますので、そちらを作成していきます。
部品表のテンプレートがあるので、そちらをダウンロードして作成してください。
(リンク切れの場合はFusionPCBのサイトから直接ダウンロードしてください。)
Eagleを使っている方はPartlistなどを出力して部品表を作成するのが良いと思います。
一応PartlistからBOMの基礎となるデータを出力するPythonスクリプトを置いておきますので自己責任でご利用ください。
https://www.axfc.net/u/3985652&key=deus
実装情報(任意)
※この項目は現在調査中ですので参考程度でお願いします。
実装図などをアップロードできるようになったみたいなので、この辺の情報があるとFusionPCBの人達は楽かも。
連絡回数を少なくして迅速に実装してもらうなら準備しておいた方が良いかもしれません。
Eagleで回路を設計しているなら
- ボード図(PDF, brdを印刷→PDFなどで対応、もしくはImageなど?)
- 配置情報(Partlist)
ぐらいあると丁寧かも。
見積
Gerberデータアップロード
GerberデータとBOMデータができていればウェブ上から見積がすぐ取れます。
FusionPCBのPCBのページからGerberデータをアップロードします。
アップロードできれば、念のためガーバービューアで閲覧しておく事をオススメします。
基板の作成枚数が10以外の場合はパラメータのところで変更してください。
BOMデータアップロード
各パラメータを入力し終えたら「実装サービス」という欄をクリックし、実装情報やBOMデータなどをアップロードします。
実装枚数が10以外の場合は、「実装枚数」と書かれた箇所を変更してください。
BOMデータが問題無くアップロードできれば見積が完了します。
もしFusionPCB側でウェブ見積できない部品(実装実績がない部品)があれば、部品見積の一番上に表示が出てきますので、部品を調達するために必要な情報を「購入リンク」から入力しましょう。だいたいDigiKeyにある部品なら調達してくれるのでDigiKeyのリンクを張っておけば問題無いかと思います。
部品を国内から送るとき
この場合はカスタマーサポートへの連絡が必須です。
(調達価格と実装価格が変わるので、特殊なBOMを作って貰うのにメールでのやりとりが必要です。)
迅速丁寧に対応して貰えるので恐れずに fusion.jp@seeed.cc へ連絡を送りましょう。
この辺はまた別途詳細をまとめます。
カートに入れる+購入手続き
上記までが問題無く終わっていれば上部に価格が反映されているので、「カートに追加」ボタンでカートに追加します。
カートに追加した以降は、日本語で案内がでているので大丈夫だと思います。
(PayPal支払とクレジットカード支払が使えたと思います。)
決済後
担当者とのやりとり
購入手続きが完了すると、担当者から連絡があると思います。
日本語で丁寧に対応してくださるので、指示に従って必要な追加データや修正点などあればメールベースでやりとりすることになります。
納期
おおよそ25日前後と考えておいた方が良さそうです。
これは勝手なイメージですが、おおよそ基板製造に2営業日程度、実装に3営業日程度なのですが、部品調達にどうしても時間がかかっている(税関などの影響?最近は厳しいみたいです)ようです。
なので、もし実装を急いでいる場合は事前に部品を調達しておいて、国内から部品を発送したほうが実装期間の短縮には繋がるかもしれません。その分手間は増えますが。
部品を送付する際の手順はまた気が向けば。